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zoom RSS 春のお献茶式での一コマ

<<   作成日時 : 2005/06/04 22:54   >>

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2ヶ月以上も前の話で恐縮ですが^^;


献茶式の券をお義母さんから頂いたので、家族揃って出掛けて来ました。
お稽古はしてないモノの、子供も旦那様もお茶をいただく作法は心得ていて…門前の小僧ってヤツですね・笑。
待ち時間が長かったのと子供連れだったので、本席は遠慮して野点のお席で美味しいお菓子とお薄を頂きました。

まだ少しひやっとするお天気でしたが、日差しは春爛漫。
野点のお席は麗らかで、気持ち良くて。

一般のお茶会とは違い、お家元がお運びになられるお献茶はさすがに気合い入っていて。この日にと準備をされた皆々様のお心遣いを随所に沢山感じました。
また、お亭主側だけでなくお客様もほとんどの方が着物姿。
華やかな季節とあって春らしい装いの方が沢山で、見てるだけでも楽しませて頂いて。

10時頃からお家元のお献茶が始まったのですが。。
こういう場所に子連れは珍しくてね。
確か以前もそうだったんだけど、やっぱりお家元の目に留まりお声を掛けて下さいました・汗。
親はもう恐縮縮々なんだけど、子供の方はというと「へ〜、珍しく着物着たじ〜さんやんけ。。」ってな感じ^^;…ま、そりゃそうだよね・笑。
怖いもの知らずの下の子は「イエモトって、白髪やなぁ〜」と率直な感想を大声で言ってるし…聞こえてるってば・大汗。

家元の登場に大勢の大人達がヒリヒリと緊張している様子に、子供も何か感じるモノがあったのでしょうか。
お献茶の様子をうろうろしながらも最後まで見てた下の子。
小声であれこれと「何してるん?」「何でなん?」とコショコショ喋るのを適当にあしらいながら^^;、1時間半程。

無事滞りなくお献茶を終えられたお家元。

宗匠の座は譲られたものの、80歳過ぎてもそこにいらっしゃるというだけで場の空気を変えてしまわれる風格には、モグリな門下生である私でも自ずと居ずまいを正してしまう「力」があって。
…って、まぁ、きっとあれこれと思い込みも有るのでしょうけどね^^;。
でも、生まれながらにして流派の頂点に立つべく人として育てられ、若い頃には戦争をくぐり抜け、戦後は一門を背負って国内のみならず海外にも「一椀から平和を」と自ら進んで出向かれて。
お稽古ごととしての茶道が衰退してゆく中、「家元」で有りながらも、純粋に利休さんの目指したお茶の道だけには生きれないもどかしさ…
うぅ〜ん…伝統文化の中に生きるって、般人の私には計り知れない業みたいなモノが有るんだろうなぁ〜、

…なんてあれこれ浸っていたらば。。

拝殿から出てきた家元に、隙を見て今度は下の子が声を掛けてるし。。
どひゃぁ〜〜〜〜・大汗。


「イエモトは幾つなん?」


髪の毛が逆立つぐらいに、おののいてしまった私と旦那様・大汗。
周りの大人は遠巻きに「恐れ多き、勿体なくもお家元」って感じで見てるのに…
子供ってばよぉ〜!!(思わずナルト風^^;)・引きつり笑。

居並ぶお歴々の視線を一身に集めて、なおニコニコを返事を待つ子供。

厳しいお方と周りのはいつも緊張感溢れてるのですが…

「うぅん?」

と一瞬あの大きな目をクルリんと剥いて、ご自身の腰上辺りの我が子の身の丈を認めると、ニカッと笑われて

「うん?幾つに見えるかな?80歳ですよ」

と、わざわざ腰をかがめて子供に返事してくださって。
それからご機嫌でニカニカと子供の相手をして下さいました。

「孫はもう大学生になってね。こんな小さいお子は、やっぱり可愛いねぇ」と下の子の頭をわしゃわしゃと撫でながら、旦那様と私にも話しかけてくださいました。
親はただただ恐縮して頭を下げるばかり・大汗。
後から思えば、ぺこぺこ頭下げる間があったら、堂々と向き合ってしゃんとしたお顔を見てもらえば良かったな…と。
この辺が、小市民なんだよなぁ〜・笑。

下の子は、嬉しがって「80歳!ばあちゃんよりも歳やなぁ」だって。。どひゃぁぁ〜。。でも、これぐらい言えねば・笑笑笑。

よほど印象に残られたのか、お付きのカメラマンの方に一声掛けてくださり記念撮影までして頂きました。。大恐縮。。



まだお献茶での出来ごとに冷め切ってない3日ほど後、自宅には端正なお手紙が添えられて写真が送られてきました。
あ、勿論カメラマンさんからなんですけどね。
大判で2枚も。。

即、旦那様が子供の手紙を添えてお礼状を送ったのはいうに及ばず、お義母さんもなにがしかのご挨拶をお家元に送られた様子。


今でも、何かの拍子に思い出して写真を眺める子供。
子供なりに、何か感じるところがあったのだろうね・微笑。



家元にとっては行く先々での出会いは日常茶飯なのでしょうが、こうして日々を平凡に過ごす我が家にとっては一大事件で・笑。

まだ心の柔軟な子供にとってこのお家元との小さな出来事が、後々どんな素敵な思い出に育ってゆくんだろ。。。
大人になっても、色褪せずに残っていて欲しいな…


「来年も、またおいでな、家元。 そしたら僕もまた行くし。。」

本当はそう書きたかった手紙。
でも、「もっとちゃんと小学生らしく書きなさい!」と作文的な文章に書き直させてしまって・反省。。

読むのに苦労するほどの汚い文字に込めた子供の想いが、少しでもお家元に届いてくれてますように。。


雲の上のお方で、身近に近況を聞くことは滅多にありませんけど…
今日も元気に、お茶の心を多くの方にお届けされているようです^^







わかる人には、すぐピンときてしまう内容^^;
さすがに即記事をUPするのは躊躇ってしまって、ほとぼり冷めた頃にぼそっと・笑。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
とても素敵なお話ですね。
小さな子供の天真爛漫さって、大人をなごませますよね。
きっと、お家元にとっても心安らぐひとときであったことでしょう。

ちやさんが母としても、素敵な方だから、このような出会いがあるのでしょうねー。
ますます、尊敬・・・。
ピイ
2005/06/05 22:08
昔は聞き分けのない子供だった自分^^;を思い起こし、我が子のこの好奇心旺盛さにもっと大らかにならなくちゃ。。。と思うのですけど。
育児って、なかなかそんなに大らかに構えてられなくて・苦笑。
雲の上の方を前にして、子供の方が素直って言うのは面白いですよね。

ほんの僅かでもお家元に「にこり」をお届け出来たのなら、とても嬉しくて。

いえ、私自身はぐ〜たら、怒りん坊で忘れん坊のダメダメおかんで、もういつも子供に呆れられてますよぉ・大汗
でも、何故か周りには素敵な人や出来事が沢山で^^


ちや
2005/06/07 00:29

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